お腹のダイエットには、食事療法や運動が効果的ですが、100kgを超えるような高度肥満の人だと食事療法のみでは理想体重に達しない場合がありますし、足腰への負担が大きくて、あまり運動でのダイエットができないことがあります。
胃内バルーン治療によるダイエットは、そうした高度肥満の方に用いられるダイエット法です。
お腹痩せダイエットの手段の1つである胃内バルーン治療とは?
胃内バルーン治療とは、内視鏡を用いて胃の中にシリコン製の医療用バルーンを挿入し、食べられる量を少なくさせて減量させるというダイエット治療法です。
この胃内バルーン治療は1980年代後半から欧米を中心に施行されているダイエット治療法で、近年日本でも、高度肥満の人の治療目的で内視鏡的胃内バルーン留置術を行われるようになっています。
胃内バルーン治療は誰でもできるお腹痩せダイエット方法ではない?
胃の中にバルーンを入れたことによって、食べる(食べられる)量が激減します。
- お腹のダイエットをしたいのに食欲が抑えられない
- どうしても、ついつい食べてしまう
という方には、胃内バルーン治療ダイエットは理想的なダイエット方法ではありますが、誰でもこの胃内バルーン治療が受けられるワケではありません。
胃内バルーン治療はBMI27以上の高度肥満の患者が適応の目安となっています。そのため、ちょっとお腹が気になるのでダイエットしようといった場合では、胃内バルーン治療でのダイエットはできません。
胃内バルーン治療の手術費用は全額自己負担?
胃内バルーン治療はBMI27以上の高度肥満の患者が適応の目安となっているため、誰でも行えないと言いましたが、病院の中には高度肥満じゃない人のダイエット目的でも内視鏡的胃内バルーン留置術を行ってくれる病院があります。
実際、海外のセレブの中には、お腹を常にほっそりとさせてスタイルを保つために、内視鏡的胃内バルーン留置術を受けたという人がけっこういるようです。そのため、高度肥満じゃない人でも、お腹のダイエットのために胃内バルーン治療ダイエットを行うことは不可能ではありません。
しかし、胃内バルーン治療では、胃の中に内視鏡で胃の中にバルーンを入れために手術を行う必要がありますし、手術後に2泊3日程度の入治療も必要となります。日本には健康保険制度があるため、手術や入院にかかる費用は全額負担しなくても済むのが通常ですが、内視鏡的胃内バルーン留置術にかかる費用は全額自己負担で保険は効きません。海外の例ではありますが、バルーンを2つ入れた場合、3000英£(約52万円)ぐらいは自己負担しなければなりません。
まとめ
日本でも内視鏡的胃内バルーン留置術が行われていることから、お腹のダイエットのために胃内バルーン治療によるダイエットに興味があったという人もいるでしょう。
しかし、胃内バルーン治療は誰でもできるダイエット方法ではないことがわかりましたから、もっと堅実な方法でのダイエットをおすすめします。
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