お腹のたるみで、特に気になるのが下っ腹ですよね。女性は下っ腹が出やすいですし、一度出てしまうと痩せるのが大変です。出てきた下っ腹が痩せるやり方としてメジャーな方法といえば、無酸素運動の筋トレや有酸素トレーニングですよね。
痩せるのに無酸素と有酸素の2つのトレーニングを併用した方が効果的ですが、目的によって筋トレの方が先が効果的なことがありますし、有酸素を先にした方よい場合があります。
本記事では、筋トレと有酸素運動が下っ腹痩せにどのような効果をもたらすのか、詳しく解説していきます。
筋トレと有酸素トレーニング!下っ腹痩せに効果的なのはどっち?
それでは、筋トレが先の方が適しているケースと、先に有酸素のトレーニングをした方が適しているケースを紹介します。
下っ腹痩せに筋トレが適しているケースとは?
下っ腹痩せをするのに、先に筋トレをした方が効果的なケースは、原因が皮下脂肪や下垂である場合です。
皮下脂肪が原因の場合
まず皮下脂肪が溜まっているケースですが、下っ腹を出している脂肪を減らすためには、溜まっている脂肪を燃焼させなければなりませんが、皮下脂肪は有酸素でのトレーニングをしてもなかなか燃焼しません。そのため、燃焼効率を高めるために、まずお腹まわりの筋肉量を増やす必要があります。
また、有酸素でのトレーニングをすると、筋肉もエネルギーとして使用されるので、脂肪だけでなく筋肉量も低下します。そのため、減ってしまう筋肉量分も筋トレを先にして増やしておいた方が効果的に下っ腹が痩せれます。
下垂が原因の場合
下垂とは、腸下垂や内臓下垂、胃下垂のことです。腸下垂や内臓下垂は、いくつもの内臓を支えているお腹の筋肉の腹直筋の筋肉量が減ったことでおきます。下垂がおきると、これまで筋肉で支えられていた内臓が下に落ちていくので、落ちてきた内臓がお腹を押し出して、下っ腹が出てきてしまいます。
出てくる原因が脂肪ではないのでジョギングなどでは痩せません。下っ腹痩せするためには、腹直筋を鍛えることができる筋トレをするのが効果的です。
下っ腹痩せに有酸素トレーニングが適しているケースとは?
下っ腹を痩せるだけが目的である場所は、筋トレの後に有酸素によるトレーニングした方がよいですが、お腹を筋肉でバキバキ(シックスパック)になるほど鍛えることが目的であるなら、先にエクササイズをするのが適しでいます。行うのが軽めの運動であれば問題ありませんが、筋トレの後に脂肪が燃焼するのほどの運動量で有酸素トレーニングをすると、筋肉を肥大させるのに必要となるエネルギーがどんどんと失われていくため、筋肉が成長しなくなります。
そもそも筋トレが下っ腹痩せに適さないケースもある?
下っ腹痩せには筋トレが効果的ですが、筋トレがまったく適さないケースもあります。それは、内臓脂肪が原因の場合です。無酸素運動である筋トレは、筋肉に蓄えられた糖質をエネルギー源とするので、筋トレでは脂肪は燃焼されません。
つまり、筋トレをしても内臓脂肪には、まったく効果が無いのです。内臓脂肪は皮下脂肪と違って、軽めのエクササイズ程度の運動でも簡単に燃焼しますので、内臓脂肪の場合は筋トレしなくても大丈夫です。
さいごに
下っ腹痩せをするのなら、筋トレと有酸素によるトレーニングを合わせて行うと効果的に痩せることができますが、目的に合わせてどちらを先にするかがかわります。また、下っ腹を出している脂肪の種類によっては筋トレは必要がない場合もあります。
そうしたことに注意してダイエットを行いましょう。
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