食後の1杯としてコーヒーを飲む方が多いですが、コーヒーダイエットの場合は、食後よりも食前に飲むのが正解といわれています。一方で、コーヒーの飲むのは食後がよいという意見もあります。
そこで、なぜ「コーヒーダイエットをするなら食前がよい」といわれているのかについて調べてみました。さらにここでは、食後にコーヒー飲んだらダイエット効果は得られないのかということについても解説しています。
【コーヒーダイエット】正しい飲み方は?食前と食後はどちらがおすすめ?
コーヒーダイエットは食前と食後のどちらに飲めばよいのか気になりますよね。食前に飲むのがよいといわれていますが、ここでは、その理由やメリット、デメリットなどについて解説していきます。
コーヒーダイエットは食前に飲むのがよいといわれている理由は?
コーヒーダイエットは、食前に飲むのがよいといわれている理由の1つに、コーヒーを飲むことで血糖値の上昇を抑えることができるということがあります。
コーヒーに含まれているクロロゲン酸には、体内の脂肪が燃焼しやすくする効果に加え、糖分の吸収を遅くするという効果も持っています。
糖分というと甘い物をイメージしますが、ご飯やパンなどの炭水化物も、そのほとんどが糖です。食前にコーヒーを飲んでおけば、クロロゲン酸の消化酵素の働きによって、糖分の体内への吸収を阻害してくれます。食後にコーヒーを飲んでも、すでに糖分は体内に吸収された後になってしまうため、コーヒーダイエットをする場合は、食後より食前にコーヒーを飲んだ方がよいのです。
また、食前にコーヒーを飲んで軽くお腹を満たしておけば、食事の量も減るので、食事によるカロリー摂取量を減らすこともできます。
食後のコーヒーにはデメリットがある?
食前の方がダイエット効果が多く得られるという理由のほかに、食前のコーヒーの方がよいといわれている理由として、食後にコーヒーの飲むと、鉄分の吸収を阻害したりカルシウムを多く排出してしまうというデメリットが挙げられます。
コーヒーはタンニンやシュウ酸という成分を多く含んでいます。そのため食事の後にコーヒーを飲むと、このタンニンが鉄分の吸収を阻害し、シュウ酸がカルシウムにくっつき、尿として排出してしまいます。
鉄分もカルシウムも健康的にダイエットするには必要な成分です。食前にコーヒーを飲めば、タンニンが鉄分の吸収を阻害したり、シュウ酸がカルシウムにくっついて体外に排出されるようなことにはなりません。
食前のコーヒーにもデメリットはある?
食後のコーヒーにデメリットがあるように、食前のコーヒーにもデメリットがあります。
食前は胃の中は当然空っぽです。そのため空腹である食前にコーヒーを飲むと、胃の粘膜が強い刺激を受けたことで胃がただれてしまうことがあります。
また、油っぽい食事を食べたときには、食後にコーヒーを飲んだ方がダイエットによい効果が得られます。コーヒーには利尿作用があるので、食後にコーヒーを飲んだ方が、体内に入った余分な油をそのまま体外に排出できるので、ダイエットの手助けになります。
食前のコーヒーのデメリットを解消させるための方法は、こちらの記事に紹介しています。
まとめ
最後に、コーヒーダイエットは、食後よりも食前にコーヒーを飲んだ方がメリットが多いようです。しかし、食前のコーヒーにもデメリットはありますし、食後にコーヒーを飲むことで得られるダイエット効果もあります。
コーヒーは食前と食後で得られるダイエット効果が異なります。そのため、自分がどのようなダイエット効果を期待しているのかということも考えて、飲み方を検討していくとよいでしょう。
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