筆者は、現在マーケティングの仕事に携わっていますが、前職は飲食店で10年勤めていました。ここでは、私が飲食店勤務時代に得たコーヒーに関する知識をお伝えしていきます。それでは、ご覧ください。
コーヒーにはダイエット効果があることから、「コーヒーダイエット」というダイエット法が注目を集めています。毎朝、食前、食後、休憩時間など飲むタイミングは人それぞれだと思います。
以前は健康に悪い飲み物だといわれていたコーヒーですが、研究によって健康によい飲み物であることが分かってきました。ここでは、コーヒーのダイエット効果について、飲食店勤務10年のベテラン店長が解説していきます。
コーヒーのダイエット効果とは?飲食店勤務10年の店長が解説!
コーヒーにはどのようなダイエット効果があるのか気になりますよね。ここでは、脂肪燃焼や老廃物の排出などのサポートをしてくれるコーヒーのダイエットに関する情報を公開しています。また、飲むタイミングやより効果を発揮させる方法についても解説していきます。
コーヒーに含まれている成分「カフェイン」のダイエット効果とは?
コーヒーにダイエット効果があるのは、コーヒーが多くのカフェインを含んでいる飲み物だからです。
カフェインといえば、眠気覚ましをイメージする方も多いでしょう。そのため、カフェインを多く含むコーヒーを寝る前に飲むと眠れなくなったり、妊婦は飲んだりしてはいけないなどといわれています。しかし、実はカフェインは多くのダイエット効果を持つ成分でもあるのです。それでは、カフェインのダイエット効果について具体的に解説していきます。
体内の脂肪を分解・燃焼してくれる
コーヒー含まれているカフェインには、体内の脂肪燃焼を高める効果があります。
カフェインが脂肪燃焼を高めてくれるのは、リパーゼという消化酵素の働きによるものです。体内に溜まった脂肪を燃焼させるには、脂肪を脂肪酸(遊離脂肪酸)とグリセリンに分解する必要がありますが、コーヒーを飲んでカフェインを摂取することで、リパーゼが脂肪の分解の手助けをしてくれるのでダイエット効果が得られるのです。
また、リパーゼによって分解された脂肪酸は血液中に放出されエネルギーとして活用されます。それは、食事などで体内に取り込んだ脂肪がエネルギーとして消費されやすくなり、体内に溜まりにくくなるということです。そのコーヒーに含まれているカフェインは、体内に溜まった脂肪と、食事で摂り入れる脂肪のどちらもにも作用するため、コーヒーを飲むことによってダイエット効果が得られるのです。
基礎代謝を高めてくれる
コーヒーに含まれているカフェインのダイエット効果の1つが、体内の血流をよくして基礎代謝を高めてくれるという効果です。
基礎代謝が高まれば、体内の脂肪が燃焼しやすくなります。そのため、コーヒーを飲むことによって基礎代謝が高まることは、ダイエットに効果的であるといえます。
老廃物の排出を促進してくれる
コーヒーを飲むとトイレが近くなるのは、コーヒーに含まれているカフェインに利尿作用があるからです。
何度もトイレに行くのは面倒ではありますが、この利尿作用によって、体内に溜まってしまっている不要な老廃物や水分を排出できるため、むくみが改善できます。
また、下半身が太くなってしまう原因は脂肪だけではありません。むくみによって太くなっていることもあるため、利尿作用を促進してむくみを改善してくれるコーヒーは、ダイエットに効果的だといえるのです。
コーヒーに含まれている成分「クロロゲン酸」のダイエット効果とは?
コーヒーにダイエット効果があるのは、カフェインの働きもありますが、クロロゲン酸の働きもあります。
このクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、カフェインと同じく脂肪の分解の手助けをしてくれるとともに、脂肪の蓄積も防いでくれます。クロロゲン酸を摂取すると、肝臓での脂質の代謝が活発になるといわれています。
つまり、コーヒーを飲むことによって、カフェインとクロロゲン酸のダブルのダイエット効果が期待できるのです。
コーヒーのダイエット効果をより高める方法とは?
次に、コーヒーのダイエット効果をより高く引き出すためにはどのようにすればよいのでしょうか。ここでは、効果を高める方法について解説していきます。
アイスコーヒーよりホットコーヒーの方がダイエット効果が高い?
コーヒーの飲み方には、ホットコーヒーとアイスコーヒーがありますが、ダイエット効果はアイスコーヒーよりホットコーヒーの方が高いといわれています。ダイエット目的であれば、コーヒーはホットで飲んだ方がよいです。
冷たいアイスコーヒーだと、冷えによってせっかくカフェインやクロロゲン酸が高めてくれた代謝を下げてしまいます。ただし、クロロゲン酸は熱に弱いため、コーヒーをいれるお湯は80度前後にしておきましょう。
豆は深煎りより浅煎りの方がダイエット効果が高い!
クロロゲン酸は熱に弱いため、深煎りのコーヒー豆より浅煎りのコーヒー豆でコーヒーをいれた方がクロロゲン酸の含有量は高くなります。
よりクロロゲン酸を含んでいるコーヒーの方がダイエット効果が期待できますから、ダイエット目的でコーヒーを飲む場合は、深煎り豆より浅煎り豆の方を使うのがおすすめです。
コーヒー豆の選び方と注意点は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
運動と一緒にするならコーヒーを飲むタイミングは30分前がベスト?
コーヒーに含まれているカフェインやクロロゲン酸のダイエット効果は、体内に摂取してすぐには働きません。効果を発揮してくれるのは、成分が体内に吸収されてからであり、その吸収にはコーヒーを飲んでから20~30分程度はかかります。
カフェインやクロロゲン酸によって脂肪燃焼効果が高まった状態で運動をすれば、より効果的なダイエットができます。コーヒーを飲んですぐだとカフェインやクロロゲン酸のダイエット効果が働いていない状態で運動するこてになってしまうので、コーヒーを飲んだ意味が無くなってしまいます。
カフェインやクロロゲン酸によって脂肪燃焼効果が高まった状態で運動をするのであれば、運動をする30分前ぐらいにコーヒーを飲むのがベストのタイミングです。
まとめ
最後に、カフェインとクロロゲン酸のダブルのダイエット効果が得られるコーヒーが、いかに効果的な飲み物であるかを分かっていただけましたでしょうか。
コーヒーにはダイエット効果があり、健康にもよい飲み物ではありますが、飲み方や量を間違えてしまうと、逆に健康に悪影響を与えてしまうこともあるので、注意して飲むようにしましょう。
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