ダイエットを行う上で体脂肪率はとても気になる数字です。この体脂肪率、男性と女性ではベストの数値は違っていて、男性より女性の方がベスト数値は高くなっています。
ベスト数値は、健康のためにも好ましい体脂肪率の数値でもありますから、ダイエットや健康のためにベスト数値がいくらぐらいなのかは知っておくべきです。
そこで、今回は男性だといくらぐらいが体脂肪率のベスト数値なのかを解説します。
また、一般的に体脂肪率が高いと健康に良くないと言われていますが、実は低いのも健康に良くないそうです。
どうして、体脂肪率が低いのも健康に良くないのかも解説しているので、ぜひご覧になってください。
【男性向け】体脂肪率はどのぐらいがベスト?
そもそも、体脂肪率とは何なのでしょうか。
体脂肪率とは?
体脂肪率とは、体重に占める体脂肪の割合です。体脂肪率は、
【体脂肪率(%)=(体脂肪の重さ(kg)÷体重(kg))×100】
という計算式で出すことができますが、体重は体重計があれば測ることができ、体脂肪の重さは体組成計で測ることができます。
ただし体脂肪の重さは、脂肪は電器が通りにくく、筋肉は電器を通しやすいという特性を利用し、からだに微弱な電気を流して、その電気抵抗値で計測するため、体内の水分量などによって変動することがあります。
そのため正確な体脂肪率を測るのなら、食後や入浴後やスポーツはさけた方がよいです。
男性体脂肪率のベスト平均値はいくらぐらい?
男性の場合だと、体脂肪率が20%以上あると肥満だと判断されます。ちなみに体脂肪率20%以上で軽度肥満、25%以上は中等度肥満、30%以上は重度肥満です。
ベストな体脂肪率の平均値は男性だと15~20%ですが、ベストな体脂肪率の平均値は年齢によって違っています。
体脂肪率が低いのも健康には良くない!
一般的に高いと健康に良くないと言われている体脂肪率ですが、低いのも健康には良くありません。なぜなら体脂肪は、からだの保護とエネルギー貯蔵という、からだにとって重要な役割をもっているからです。
体脂肪率が低すぎると寒暖時の体温調節がうまくいかなくなることがあります。また、エネルギーを貯蔵している体脂肪が少ないと、足りない分エネルギーをつくるために筋肉が分解されてしまうので筋力の低下を招きます。
そして、それらが原因で免疫力が低下し、風邪などの病気になりやすくなります。またホルモンバランスも崩れるので、女性ならホルモンバランスの乱れで月経不順が生じたりすることもあります。
ホルモンバランスが乱れた状態が続くのは、男性にとっても健康には良い状態ではありません。
さいごに
男性の場合、ベストな体脂肪率の平均値は15~20%です。
軽度肥満の方が長生きするという説もありますが、できることなら体脂肪率は20%以上にはならないようにしましょう。
また、体脂肪率が低すぎるのも良くありませんから、ダイエットで体脂肪を減らしても10%以下にはしない方がよいでしょう。
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