夏に向けて腕をほっそりとさせたいあなた、ダイエットもいいですが「腕橈骨筋」のこと、見落としていませんか?腕が太いと可愛い服を着てもなんだかイマイチに見えてしまいますよね。今回は、腕を太く見せてしまう「腕橈骨筋」について解説していきます。
腕橈骨筋を細くする方法とは?役割や構造なども解説!
そもそも、「腕橈骨筋」とは何と読むか分かりますか。答えは、「わんとうこつきん」と読み、上腕二頭筋の近くにある筋肉でこの筋肉を鍛えることでたくましい前腕を作る筋肉のことです。
簡単に言うと、腕から下、二の腕じゃないほうの筋肉ということです。腕が太いというと二の腕についた脂肪を想像してしまいますが、意外に肘から手首の部分=前腕が太いことを気にしている方も多いんです。今回は、一年中気になる前腕の「腕橈骨筋」について、筋肉の構造なども解説していきます。
腕橈骨筋が太い!筋肉の構造とは?
腕橈骨筋は前腕にある筋肉で、肘の外側の少し上から手首までの筋肉です。前腕の中でとても大きな筋肉で、皮膚の上から触れてもすぐにわかるほどです。肘を曲げる動きや前腕を内側に回す動き(手の平を下に向けるような動き)で働く筋肉です。では、そんな腕橈骨筋の具体的な役割を見ていきましょう。
役割① 曲げる動作
日常生活では、コップやグラスを持った肘を曲げるような動作のときに腕橈骨筋は働きます。普段の生活の中では、意識することがほとんどない筋肉です。
役割② 引き付ける
腕橈骨筋は、肘を強く曲げて相手を引き付けたり、手首を内側に返したりするような競技で役に立つ筋肉です。具体的には柔道などの相手と組みあう格闘技、肘と手首を固定するために前腕の筋力が必要な野球のバッティングやテニスのスイング、バトミントンなどで力を発揮します。
中でも特に腕橈骨筋の機能が発揮されるスポーツがアームレスリング(腕相撲)です。アームレスリングでは肘を曲げて相手の腕をこちら側に引き付け、腕を内側にひねりこむというまさに腕橈骨筋としての機能が最大限に発揮されるスポーツといえるでしょう。
腕橈骨筋はどうして太くなる?細くする方法はある?
腕橈骨筋は、テニスやバトミントン、格闘技を行う際によく使う筋肉をいうことをご紹介しました。日常生活ではあまり使わない部位ですが、それだけに一度脂肪がついてしまうと落ちにくい部位なんです。しかも、腕の中で最も外に向いているため、脂肪が少し手もついてしまうと太く見えがちにですし、洋服を着ていても隠しづらいですよね。
また、自分では気づかない動作の中で、前腕がぽっこりしてしまい腕橈骨筋を細くしたい、という方もいらっしゃるでしょう。では、前腕の太さに悩む方は、腕橈骨筋を細くする具体的な方法を見ていきましょう。
細くする方法① 雑巾しぼりストレッチ
小学生の時によくやった雑巾しぼり、あの動きが腕橈骨筋を細くするのにピッタリなんです。手首を使ってタオルをしぼるだけ、家にいながらダイエットも掃除もできて一石二鳥かも?
- 雑巾しぼりのようにタオルを縦長に丸め、両手でタオルを握ります。
- 左右の手首を外側に回して2~3回ギュッギュッと絞ります。
- 今度は左右の手首を内側にして、2~3回ギュッギュッと絞ります。
- 交互にそれぞれ5回繰り返します。
細くする方法② 手のひらグッパーストレッチ
こちらも簡単、手をグーパーするだけです。自宅や仕事中のリフレッシュにもいいかもしれませんね。
- 両手をまっすぐ前に出します。
- 指をグッと握り、パッと勢いよく開きます。
- 1・2の動きを1セット20回を目安に、1日数セット行います。
細くする方法③ 寝転んで腕伸ばしストレッチ
こちらは寝転んで行うストレッチです。猫背改善にも効果的なので、寝る前のリラックスタイムに行うとよい睡眠につながるかもしれません。デスクワーク疲れの方に特におすすめです。
- 片ひじを曲げて枕のように頭を支え、もう片方の腕はまっすぐ伸ばします。
- 耳・肩・モモの付け根が一直線になるように態勢を整えます。
- 上側の手首を返し、胸を開いていきます。
この時、上側の肩をすくめてしまうと効果が半減します。前腕を伸ばすイメージで、左右5回ほど行いましょう。
さいごに
意外に見落としがちな前腕ですが、腕橈骨筋という難しそうな名前の筋肉の太さが関係していたんですね。ご紹介したストレッチと合わせて、リンパの流れを良くすることも腕橈骨筋の太さが気になる方には効果的です。リンパの流れを良くすると身体全体に溜まってしまった余分な水分や老廃物もすっきり流れていきます。
実は他にも腕が太くなる原因があります。詳しくはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
通勤電車の中、テレビを見ながらマッサージをするように腕橈骨筋をほぐしていくのもいいですね。すっきり細い腕橈骨筋を目指し、ストレッチを行っていきましょう。
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