納豆も豆腐も大豆から作られた食品です。大豆には優れたダイエット効果があるほか、美容効果や健康効果を得ることができます。
それらの優れた効果のある納豆と豆腐を一緒に食べたら、さらに効果がアップする気がしますよね。確かに納豆と豆腐を一緒に食べるとメリットもありますが、デメリットの方が多いのです。
今回は納豆と豆腐、それぞれの優れた効果を紹介するとともに、納豆と豆腐を一緒に食べる場合のメリットとデメリットについて話してみようと思います。
納豆と豆腐のダイエット効果とは?メリットやデメリットも解説!
納豆と豆腐で本当にダイエットできるの?と疑問に思いますよね。納豆と豆腐はともに大豆からできていることから、ダイエットだけでなく健康面でもよいと思われています。しかし、それは大きな間違いです。ここでは、それぞれの効果やメリットだけでなくデメリットも解説していきます。
納豆のダイエット効果とは?
それでは、納豆のダイエット効果からみていきましょう。
効果① ナットウキナーゼで血液サラサラ
納豆のネバネバにあるナットウキナーには、血液をサラサラにしてくれる効果があります。ドロドロになっていた血液がサラサラになることは脳梗塞や動脈硬化の改善・予防になります。
また、血液かサラサラになって血液の流れが良くなることで、血液が運ぶ栄養や酸素が増えます。それによって新陳代謝が高まるため美容効果が期待できますし、脂肪がより燃焼しやすくなるといったダイエット効果も得られるのです。
効果② ビタミンB群が糖質を分解
納豆は、ビタミンB群のビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシンを含んだ食品です。これらのビタミンB群は、体内に入った糖質の分解を促進してくれます。
糖質が分解されないと、それが脂肪となってからだに蓄積してしまいます。しかし、ビタミンB群が豊富な納豆を食べれば糖質が脂肪になることもなく、肥満になるのを防いでくれます。
また、ビタミンB群は細胞の成長や再生を手助けしてくれる効果もありますから、納豆を食べることによって疲労回復効果や美肌効果も得られます。
効果③ イソフラボンとレシチンが脂肪燃焼を促進
納豆は大豆から作られた食品ですから、大豆由来のダイエット成分であるイソフラボンとレシチンがたっぷり含まれています。
イソフラボンとレシチンには脂肪細胞を小さくしたり、脂肪の燃焼を促進する働きがありますから、納豆を食べことでからだを太りにくい体質にすることができます。
豆腐のダイエット効果とは?
次に、豆腐のダイエット効果についてみていきましょう。
効果① イソフラボンとレシチンが脂肪燃焼を促進
豆腐も納豆と同じく大豆で作った食品ですから、イソフラボンとレシチンのどちらも豊富です。
そのため、豆腐を食べれば、コレステロールや中性脂肪を減らすことができ、脂質の代謝を高めて肝臓の機能を維持することができますし、美容面でも女性に嬉しい効果をもたらしてくれます。
効果② たんぱく質が補って代謝の向上
豆腐はたんぱく質が豊富な商品です。ダイエット中はどうしてもたんぱく質が不足してしまう傾向がみられます。そこで、筋肉をつけて、からだの代謝を上げるためにはたんぱく質をしっかり摂る必要があります。
また、眠る前にたくさんたんぱく質を摂っていると成長ホルモンの分泌量が増えます。この成長ホルモンは若さを保つために必要な成分でもあります。
効果③ カルシウムを摂取して空腹時のイライラを解消
たんぱく質とともに、豆腐にたくさん含まれているのがカルシウムです。このカルシウムもダイエットをしていると不足しがちになりやすい成分です。
カルシウムは丈夫な骨や歯を作るために必要ですし、精神的なイライラを抑えてくれる効果もあると言われています。そのため、カルシウムが豊富な豆腐を食べれば、精神の健康にも繋がります。
納豆と豆腐を一緒に食べるメリットは?
納豆と豆腐を一緒に食べれば、それぞれの食品がもっているダイエット・健康・美容効果を一度に得ることができます。
このこと以外の納豆と豆腐を一緒に食べるメリットは、特にありません。
納豆と豆腐を一緒に食べるデメリットは?
それでは、納豆と豆腐を一緒に食べる場合のデメリットについて解説していきます。
デメリット① カロリーオーバーになりやすい
豆腐のカロリーは木綿豆腐1丁(300グラム)で216キロカロリー、絹ごし豆腐は1丁で168キロカロリーあります。これに1パック(100グラム)で約200キロカロリーある納豆を加えると、それだけで約400キロカロリーにもなってしまいます。
そのため、毎食納豆&豆腐を食べていたらカロリーオーバーになってしまいます。
1日1食の置き換えてダイエットであれば、納豆&豆腐を食べてもダイエット可能でしょうが、1日の消費カロリーが少ない方や運動などをしていない方だと、置き換えない食事できちんとカロリー計算しないと、納豆・豆腐を食べているのに太ってしまうかもしれません。
デメリット② イソフラボンの過剰摂取
イソフラボンは納豆と豆腐のどちらにもあるダイエット・健康・美容成分です。
納豆と豆腐を一緒に食べれば、摂取できるイソフラボンの量が増えますから、得られる効果がさらにアップすると思いきや、実は1日のうちに摂取して良いイソフラボンの量には限度があります。
1日に摂取しても害が出ないイソフラボンの摂取量の目安は1日に70ミリグラム程度です。納豆1パックに含まれているイソフラボンの量は50ミリグラム。そして豆腐1丁に含まれているイソフラボンの量は100ミリグラムです。
そのため、納豆と豆腐を一緒に食べてしまうと、1日に摂取して良いイソフラボンの量を超えてしまうのです。
イソフラボンの過剰摂取が続くとホルモンバランスを乱してしまう恐れがあります。特に、女性はホルモンのバランスが乱れたことで生理不順や子宮内膜症などのリスクが発生してしまうため注意しなければなりません。
まとめ
最後に、納豆と豆腐それぞれに違った成分がありますが、どちらも大豆から作った食品のため、摂取できる栄養はあまり変わりません。
そのため、たまには一緒に食べたりしてもよいでしょうが、納豆を食べた日には豆腐を食べない、その翌日は豆腐を食べて納豆は食べないようにするなど、栄養バランスを考えて納豆と豆腐を交互に食べるようにするのがおすすめです。
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